インターナショナルスクールの学費についてもっと知る！
こんにちは！つくばクロスミッションクリスチャンスクールです。
当校は茨城県つくば市にありますが、沖縄県にもたびたび夏のキャンプなどで伺うことがあります→先日も沖縄のインターナショナルスクール主催のサマーキャンプ（バイブルキャンプ）に行きました！
海も空気もきれいで美しい場所なのが沖縄です！
さて、沖縄にもインターナショナルスクールが多いですが、国の制度などで「小学校の学費は無償化」されているでしょうか？
沖縄においても、教育の無償化に対する取り組みや制度は、たびたび話題になりますが、この制度内容などは、慣れていない人にとって、かなり難解です。
例えば、県によって違いがあるのか、沖縄と東京では違うのか、保育園が無償化されるのか、高校が無償化されるのか、それとも無償化とは言いつつ、単に減額なのか、収入制限はどうなのか等です。
そこで、沖縄県において、今回は特にインターナショナルスクール（小学校）が無償化されたのかどうかを簡単に今回は見てみましょう。
【重要】「公立」の小中学校の授業料は、無償化されている
沖縄でも本土でも同じことで、当然のことなのですが「公立の小中学校は授業料や教科書等は無償化」されています。
確認のため、無償の根拠になっている法令を念のため、ご確認ください。
■教育基本法第4条2
国又は地方公共団体の設置する学校における義務教育については、授業料は、これを徴収しない。
上記条文を少し噛み砕いてみてみましょう。
まず１つ目のポイントは「義務教育については、授業料は、これを徴収しない。」と無償化に関する記載がありますが、あくまで「国又は地方公共団体の設置する学校」という点が重要です。
この点で沖縄の「私立学校」「インターナショナルスクール」などは無償化されておらず、通常授業料を学校運営のために徴収します。
【重要】沖縄でも「幼児教育・保育」は無償化
小学校のインターナショナルスクールの話とは、また別の話になります。
しかしこの話と、小学校の無償化とが、こんがらがっている方もいるかと思いますので、あらためて確認しましょう。
沖縄や他の県も含めて、令和元年（2019年）10月から「幼稚園、保育園、認定こども園などの利用料が無償化」されています。
沖縄のインターナショナルスクール、幼児教育の場合はプリスクール、または愛児園などと称されることも多いでしょうが、正確に言うと「認可外保育施設」であることが多いはずです。
「認可外保育施設」については無償となる上限額が定められおり、完全な無償化ではないのですが、0～2歳は月額42,000円までの利用料が無償（両親の収入条件あり）となったり3歳～5歳までの子どもは月額37,000円までが無償となります。
このため、インターナショナルスクール（保育園・プリスクール・愛児園）の場合は、無償化の恩恵に預かれている人もいるわけですが、あくまで幼児教育のための制度のため、インターナショナルスクール（小学校）は含みません。
沖縄における高等学校等就学支援金制度
ここまででも、沖縄の小学校のインターナショナルスクールが無償化されていないことは分かりましたが、関係あるテーマとして「高等学校等就学支援金制度」についても確認しておきましょう。
この制度では文部科学省が対象としているインターナショナルスクールに限り、世帯年収により給付金は異なりますが「118,800～297,000円」の支援金を受け取れます。
ただ、無償化ではないですし、あくまで「文部科学省が対象としている」インターナショナルスクールのみですし、小学校は対象ではありません。
詳しくは、政府の下記サイトをご参考ください。
沖縄の場合は、2022年春現在「沖縄クリスチャンスクールインターナショナル（高等部の第二学年から第四学年までの課程に限る。）」のみが対象となっております。
■高等学校等就学支援金制度の対象として指定した外国人学校等の一覧
まとめ
上記で解説の通り、現状、沖縄でのインターナショナルスクール（小学校）は無償化されていないことが分かります。
以前、文部科学省が「私立小中学校等に通う児童生徒への経済的支援に関する実証事業」なども行っておりましたが、これについても終了しており、インターナショナルスクールだけではなく私立小中学校についも経済的な支援は少ないのが現状です。
現状、まだまだインターナショナルスクールに対しての経済的な支援は厳しい状況にありますが、学費よりも、その学校の理念・モットー、多様性、子どもたちの人格がどのように形成されていくのかなどを重視しながら、沖縄において学校を選定することが最善と言えます。